AE111の維持費はいくらかかる?現役オーナーが年間コストを正直公開

AE111の維持費はいくらかかる?現役オーナーが年間コストを正直公開

「AE111 維持費」で検索している方は、これからAE111(レビン・トレノ)の購入を検討している方や、すでに所有していて他のオーナーの実態を知りたい方が多いのではないでしょうか。私自身、AE111レビンを所有して1年ちょっと(購入時11万km→現在12万7,000km)が経過しました。今回は、実際にかかっている維持費を包み隠さず公開していきます。

年間の維持費内訳

まずは基本となる維持費の内訳から紹介します。

自動車税

AE111は1,600ccのため、自動車税は年額45,400円です。

任意保険料

年間15,390円です。内訳としては、本人限定・弁護士特約込み、人身傷害5,000万円補償、無保険車傷害2億円、車両保険は130万円(購入時からの減価償却により年々下がっていく設定)で、ロードサービス・レンタカー特約も付帯しています。契約者は20代男性です。

車検費用

車検自体の費用は7万円ほどです。ただし、AE111はいわゆる「ネオクラシックカー」に分類される年式のため、車検のタイミングで修理が必要になると、別途追加費用が発生します。

ガソリン代

月あたり多くても1万円前後、平均すると5,000円前後です。通勤には使用しておらず、完全にホビー・レジャー用途としての使用のみでこの金額です。

部品代・メンテナンス費用

これまでに経験した主な修理・交換は以下の通りです(部品価格は当時のものなので、あくまで参考程度に見てください)。

  • オイルフィルターハウジングガスケット交換:5,000円(オイル滲みが漏れに変わったタイミングで交換)
  • タイミングベルト交換:4万円
  • オルタネーター交換:5万円

定期的なメンテナンスとしては、

  • オイル交換:1回5,000円(5,000km毎に交換)
  • オイルフィルター交換:1回1万円(車検時に交換)

を行っています。

旧車ならではの出費

先ほど挙げたオイルフィルターハウジングガスケット、タイミングベルト、オルタネーターの交換は、AE111オーナーの間でも「必須」としてよく挙がる出費です。AE111自体が30年ほど前に作られた車のため、どれだけ状態良く保管されていても、経年による交換が必要になる箇所は数多く出てきます。旧車を所有した経験がない方にとっては、こうした予期せぬ出費に苦労することも珍しくありません。

さらに私のレビンは「スーパーストラット」という複雑な足回り構造を採用しているため、部品の流通自体が非常に少なく、修復が困難です。新品はほぼ流通しておらず、中古もなかなか出回りません。そのため、最終手段として「オーバーホール」を選択せざるを得ないケースが多くなります。

維持費で苦労した・驚いたエピソード

30年落ちとは思えないほど、幸いにも私の車がこれまで不動になったことはありません。ただし、苦労したエピソードはいくつかあります。

スーパーストラットによる部品の少なさ

通常のマクファーソンストラットと違い、複雑な構成で組まれているスーパーストラットは、どのメーカーもすでに製造を終了しており、部品はほとんど流通していません。先日、車検を通すためにスーパーストラットの部品交換が必要と言われましたが、お店に探してもらってもなかなか見つからず、たまたま車屋さんの知り合いの知り合いという遠いつながりから中古品を譲ってもらえるという情報が入り、なんとか調達できました。これは本当に運が良かったケースだと思います。価格も中古で5万円と、通常ではあり得ない高額なものでした。

また、この入手困難な部品はスーパーストラットの持病とも言える経年劣化による異音が出やすい部分でもあります。今後スーパーストラット型の車の購入を検討している方は、このリスクを踏まえた上で判断することをおすすめします。

スーパーストラットによりカスタムパーツがない

同様の理由で、スーパーストラット用のカスタムパーツ(車高調)もほとんどありません。私が知る限り、スーパーストラット用の車高調を新品で製造しているメーカーは1社のみで、それも純正の足を流用し溶接加工が必要なため、取り付け工賃が高額になります。とはいえ、新品を購入できるだけでもありがたいというのがオーナーとしての率直な感想です。

燃費の悪さ

この手の車を選ぶ時点で気にするべきことではないとわかってはいますが、現行車と比べると燃費は明確に悪いです。街乗りでリッター11km前後が平均的な印象で、運転の仕方や個体差によっても変わってきます。私自身、比較的エンジンを回すタイプの乗り方をしているので、それを踏まえると悪くない数値かもしれません。ターボ車ではないため、その点では維持しやすい部類だと感じています。

細かい故障は日常茶飯事

「あまり壊れない」と書きましたが、これは「壊れる=不動になる」という基準での話です。一般的には故障と見なされるであろう不具合はいくつもあります。例えばウィンカーキャップの割れ、エアコンパネルの動作不調、純正スピーカーの割れなどです。放置していても走行には支障がありませんが、不便であることに変わりはありません。ただ、それを上回るほど運転が楽しいというのが正直なところです。

維持費を抑えるための工夫

私自身は整備士ではないため、走行に関わる修理・メンテナンスはすべてプロの車屋さんにお願いしています。ドリンクホルダーの取り付けなど、整備資格が不要な範囲は自分で行いますが、それ以外を自分で作業してコストを抑えるということは一切していません。自己流の整備で余計に壊してしまったり、最悪の場合は走行中に不動となり他人を巻き込む事故につながるリスクをゼロにしたいからです。素人整備でのコスト削減はおすすめしません。

そのため、維持費を抑える工夫としては「日常使いをしない」ことに尽きます。私のように通勤には使わずホビー・レジャー用途に限定する、あるいはセカンドカーを別に用意してAE111にはたまにしか乗らないようにするなど、乗る機会そのものを減らさない限り、コストはかかり続けます。

総合的な感想

結論として、私自身の満足度はとても高いです。ただし、人によっては「楽しさ」よりも「維持のしづらさ」が上回ってしまうことも珍しくないと思います。すでに旧車に乗った経験がある方であれば問題なく維持できると思いますが、これから初めて旧車に乗るという方は、AE111に限らず維持の大変さを実感することになるはずです。

とはいえ、名機と呼ばれる4A-Gエンジンを搭載した車が100万円台で購入できるという意味では、コストパフォーマンスは非常に高いと感じています。今後AE111の相場が高騰していくのはほぼ間違いなく、部品もこれから増えることはありません。乗るなら今しかない、というのが正直な結論です。

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